其の四:wsl2にhubotをインストールする
いよいよ本格的な移行作業として、wsl2のUbuntu 20.04 LTSにhubotをインストールする。いろんなサイトを参考にインストールしてみたがうまくいかず、かなり試行錯誤を繰り返したが、ようやくIRCチャットルームにbotをログインさせるところまで来たので、その手順を紹介する。
まず、hubotに必要なパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install nodejs npm coffeescript libicu-dev次に、hubotをgit clone後、任意でディレクトリ名を変更し、ディレクトリを移動する。
$ git clone https://github.com/jgable/hubot-irc-runnable $ mv hubot-irc-runnable hubot $ cd hubot次に、npmインストール実行。
$ npm install次に、hubot-scripts.jsonを一応バックアップして編集。hubot-scripts.jsonうち、使用しないスクリプトを削除する。
$ cp hubot-scripts.json hubot-scripts.json.org $ vi hubot-scripts.json今回は全部つかわないので、以下の内容に変更。
[]次に起動スクリプト(runbot.sh)を編集。
$ vi runbot.sh内容は以下。ニックネームとかJOINするチャンネルとかは適当に変えてください。尚、同一WSL2内のチャットサーバに接続する場合には、以下設定(localhost)で接続できた。redis brainは今回使わないので起動しているところをコメントアウト。
#!/usr/bin/env sh # Set Environment Variables export HUBOT_IRC_NICK=hubot export HUBOT_IRC_SERVER=localhost export HUBOT_IRC_ROOMS="#test01,#test02" # Using SSL? #export HUBOT_IRC_PORT=6697 #export HUBOT_IRC_USESSL=true #export HUBOT_IRC_SERVER_FAKE_SSL=true # Server password? #export HUBOT_IRC_PASSWORD=password # Don't let hubot flood the room. export HUBOT_IRC_UNFLOOD=true # Output environment variables echo HUBOT_IRC_NICK=$HUBOT_IRC_NICK echo HUBOT_IRC_SERVER=$HUBOT_IRC_SERVER echo HUBOT_IRC_ROOMS=$HUBOT_IRC_ROOMS #echo HUBOT_IRC_PORT=$HUBOT_IRC_PORT #echo HUBOT_IRC_USESSL=$HUBOT_IRC_USESSL #echo HUBOT_IRC_SERVER_FAKE_SSL=$HUBOT_IRC_SERVER_FAKE_SSL #echo HUBOT_IRC_PASSWORD=$HUBOT_IRC_PASSWORD # Start the redis brain #echo "" #echo "Starting Redis Server" #/usr/local/bin/redis-server > /dev/null & echo "" echo "Starting bot" ./bin/hubot -a irc実行権を付与。
$ chmod 755 runbot.shスクリプトを起動。正常に接続できると以下の応答がコンソールに出力される。
hubot has joined #test01 hubot has joined #test02以上でインストールと起動は完了。ただし、hubotの文字コードはUTF-8が前提となっているため、ISO-2022-JP(Shift-jis)が前提のサーバだと、文字化けする。次回はこの文字化けを解消する。
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